本文へスキップ

スタッフブログstaff blog

2017.8.19

深草弁護士が925日に講演

<「九条改憲」徹底批判〉をテーマに
くらし学際研究所の9月例会で

深草徹弁護士が9月25日(月)午後6時半から、「『九条改憲』徹底批判」と題して、くらし学際研究所の9月例会で講演します。会場は三宮の神戸市勤労会館409号室。くらし学際研究所は、グローバリズムを学際的に研究する、2008年創立の民間研究所で、代表世話人は、西澤善信・神戸大学名誉教授。

 深草さんは、「憲法9条の成立過程を検証しつつ、9条解釈論を整理します。それが、その後、どのように歪められてしまったかということを見る一方で、同時に、未だ『専守防衛』なる確固たる規範的限界を持ち続け、安倍政権に至る歴代保守政権も、『専守防衛』の壁を突き崩すことができない実情を、明治初期の帝国軍隊の変貌ぶりと対比することにより、浮き彫りにしようと思います」と、メッセージを寄せています。
 ここでは「9条改憲は、憲法改正の立憲的規制に反し、憲法論として、とうてい成り立ち得ない」ことも、論証されます。

講師略歴は、1946年愛知県生まれ、東京大学法学部を卒業後、神戸の民間大企業勤務を経て、1977年弁護士登録。主に労働、公害、医療、障害者問題に力を注ぎ、2013年から深草憲法問題研究室を主宰しています。(T)

2017.6.10

「教育勅語と道徳教育

        〜なぜ今なのか〜」

 公立中学の社会科教諭で、立命館大学非常勤講師も務める素敵なキャリアウーマン・平井美津子さん(大阪市)がこのほど、「教育勅語と道徳教育〜なぜ今なのか」を、緊急出版しました。
 森友学園事件で露見したように、安倍・自公政権のもと、日本会議が跳梁跋扈する中で、戦後の国会で排除・失効決議され、憲法違反が明白な教育勅語を礼賛する政治的発言が相次ぎ、学校現場では、愛国心を重視する道徳教育が、「教科」として行われようとしています。
中国・朝鮮をはじめアジア諸国民に多大の痛苦と損害をもたらした、あの無謀な侵略戦争の思想的基盤づくりが、子供のころから強制的に行われ、教育勅語がその背景となっていたことを思えば、「なぜ今なのか」と問いかけ、警鐘を鳴らす、今回の緊急出版は、まさに時宜を得たものといえるでしょう。

A5版80ページで800円(税別)。10冊以上で、2割引き(送料無料)。申し込みは日本機関紙出版センター(電話06−6465−1251、FAX06−6465−1255)へ。     (AT 芦屋「九条の会」12周年の集いの朝記す)



2017.6.3

映画「ヒトラーの忘れもの」を観て

 1945年、第二次世界大戦直後のデンマーク。ナチが埋めた200万個の地雷撤去を実施することになった。撤去するのは、ほとんど素人同然のドイツの少年兵たちである。食べ物も満足に与えられず、死と隣り合わせの作業を黙々とやらざるを得ない。
 監督であるデンマーク軍曹とのつかの間の心を通わせるシーン。それも軍曹の撤去したはずの場所での愛犬の爆死により、元の冷たい関係に戻る。
 やっと撤去が終わり、あともう少しというところで、14人いた少年たちが4人になる。映画の最終シーン、軍曹の取った行動が胸に残った。(T.K)

2017.5.30

「蜜蜂と遠雷」

 恩田陸著、2017年本作で第156回直木賞および第14回本屋大賞を受賞。
ガーンときました。久し振りに、審査員方と本屋さん方が合致した作品。読むのが楽しく、あっという間に読み終わっていました。ピアノコンクールの話だけれど、そこに人間模様がちりばめられていて、「ああ、ここはこう解釈するんだ」とか、音楽の奥深さとか、すうーと引き込まれて行きました。
 ミュージック、その語源は神々の技だという。ミューズの豊穣。その部分を描き切った作品でもある。ああ、私もピアノが弾けたらなあ…。(T.K)

2017.2.25


4
29日に「太陽がほしい」上映会 日中戦争時の性暴力を追った力作

311映画祭で上映予定のドキュメンタリー『南京〜引き裂かれた記憶』に続いて、日中戦争における証言をまとめた映画『太陽がほしい〜「慰安婦」とよばれた中国女性たちの人生の記録』の上映会が4月29日、こうべまちづくり会館で開催されます。主催する市民社会フォーラムでは、この催しを成功させるために、広く団体・個人の協力を呼び掛けており、日中友好協会にも要請が届いています。
 4月29日(祝・土)に、@13:30A17:30〜の2回上映の予定で、午後4時半からは班忠義監督、林伯耀さん(旅日華僑中日交流促進会共同代表)の両氏がトークに登場します。参加費は1,000円。「チョンおばさんのクニ」「ガイサンシーとその姉妹たち」の班忠義監督の最新作で、日本軍による中国女性への性暴力被害を追った、班忠義監督20年に及ぶ渾身の記録、と評価されています。(A・T)

2017.2.21

年金者「シルバートレイン」の旅 390円で湖北の雪景色を満喫

金者組合東灘支部が主催した「シルバートレイン電車の旅」に行ってきました。2月14日(火)、JR住吉駅を出て、雪の琵琶湖を一周し、帰りは奈良、三重を経て大阪・北新地駅まで390円という、超経済的で、愉快な旅でした。
まず、住吉駅で北新地までの切符を買い、電車のコースは大阪・京都・滋賀からグルっと“一筆書き”で回ってくるので、湖北の雪景色を楽しみ、一日遊んで390円で済む、という話。旧国鉄時代から続く「特例」で、全国的にも東京、新潟や福岡など、都市近郊で公認されており、時刻表などにも案内が出ています。途中は改札口を出られないのが、少し残念ですが、車窓からみる景色は、浮世の憂さを洗い流してくれます。
 冬は湖北の雪景色を楽しみ、夏・秋は播州や和歌山方面も楽しめるとあって、早くも次の企画が話題に。年金者組合では、歴史散歩、花見、バス旅行、ハイキングなど多彩に取り組んでおり、九条の会の運営にも、大いに参考になりそうですね。 (A・T)

2017.1.30

映画「この世界の片隅に」を観て

アニメの反戦映画です。2016年11月12日に公開されてから、ロングランを続けいまだに放映中です。監督・片渕須直、原作・こうの史代。すずの世界を彩るのん、音楽:コトリンゴ。キネ旬第1位です。

ストーリーは、1944年2月、18歳のすずは、突然の縁談で軍港の街・呉へとお嫁に行くことになる。新しい家族には、夫・周作、そして両親や義姉・怪子、姪・晴美。配給物資がだんだん減っていく中でも、すずは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣類を作り直し、時には好きな絵を描き、毎日のくらしを積み重ねていく。1945年3月。呉は、空を埋め尽くすほどの空襲にさらされ、すずが大切にしていたものが失われていく。それでも毎日は続く。そして昭和20年の夏がやってくる―。

アニメだからと軽く思わないでください。観終わったあとの感想→生きているだけですばらしい。涙が出てきます。小学生が反戦映画は怖いというのをよく聞きますが、そこは、怖くないように描かれています。大人の方々には少々物足りなく思われるかもしれませんが…。ぜひ、皆様もご覧になってください。まだまだ続いています。(T.K)

2016.12.29

韓国映画「怪しい彼女」を観て

キュートなルックスと並はずれた歌唱力を持つ20歳の女の子、オ・ドゥリ。しかし彼女はただの若くて可愛い女の子ではなかった。毒舌を振りまき、わが道を突き進む彼女の正体は70歳のおばあさん…
韓国で大ヒットを記録し、世界中で次々とリメイクされる「怪しい彼女」今年、日本でも多部未華子主演でリメイク作が公開され話題になりました。20歳に若返った毒舌おばあちゃんが巻き起こす騒動に、笑って泣いて、そして元気が出ること間違いなしです。(監督:ファン・ドンヒョク 出演:シム・ウンギョン ナ・ムニ、2014年、韓国、125分)→神戸映画サークル例会紹介冊子より抜粋 T,K


2016.12.4

人形劇映画「猫は生きている」を観て

1945年3月10日の東京大空襲の炎が親子と猫たちに襲いかかる幻の傑作反戦映画(1975年製作)、「猫は生きている」を観る機会がありました。
人形劇とは思えない程の表情・動き・スリル感があり、後半15分では涙を誘いました。音楽も胸を打つものがあり、今から41年前に製作された映画が現代でも充分に通じました。トークも良かったです。機会があれば、もう一度観たいものです。(T・K)

2016.12.4

この標識は見納め!?東灘の交差点で「撤去」の珍事

このところ「民主主義は地域から」という思いを強くしています。 

交通の要所ごとに、その地名を表示した案内板(標識)が設置されていますが、東灘区ではどうやら「撤去」される標識が生まれそうです。その場所は、住吉川沿いの北行き一方通行の道路と鳴尾御影線との交差点あたり。兵庫県警は、住吉川を挟んで西側も東側も合わせてひとつの交差点という解釈で、どちら側にも「魚崎北町8丁目」の標識を取り付けました。
ところが、西側は明らかに住吉東町2丁目。
東灘区は1950年(昭和25年)、当時の武庫郡2町3村が、4月と10月の2段階合併で発足し、神戸市に編入されたという比較的新しい区ですが、住吉川は今も昔も住吉と魚崎との境界線(南の方には、少し魚崎が西に張り出していますが)。
そうした歴史を少しでも知っていれば、こんな間違いは起こさなかったでしょう。間違った標識はどうやら、間もなく消え去る運命にあるようです。(A.T)



2016.3.10

憲法講座が大盛況
芦屋「九条の会」が市に応募して

芦屋「九条の会」が227日(土)に開催した憲法講座が、超満員の大盛況で、時勢を反映してか、憲法問題への関心の高さを浮き彫りにしました。
 芦屋市の「第1回リードあしや自主企画講座企画応援プログラム」に応募して実現したもので、会場費をはじめ各種の助成措置があるのが特徴。講師は、兵庫県弁護士会憲法問題委員長の吉田維一弁護士。演題も「憲法って難しい? いいえ、暮らしの知恵がいっぱい」と、やさしく語りかけ、吉田弁護士が「劇団あすわか」の脚本家と知って駆けつけた演劇関係者をはじめ、比較的若い“初参加者”の多さが特徴的でした。
 内容も、「民主主義って何だ?」「健康で文化的な暮らし、基本的人権て?」と身近で、学費ローン、非正規雇用や貧困問題など、現代の若者の関心にも応える工夫がいっぱい。
 また、「芦屋市の掲示板を見て」「朝日新聞を読んで」という参加動機も目立ち、九条の会運動としての取り組み方に、一石を投じた形です。(AT




2015.12.18

魚崎小にユニークな「戦争遺跡」
    戦時防火用水から「50b標準プール」へ

1873年(明治21年)に近くの覚浄寺(旧魚崎町、今の東灘区)で始まり、4回の移転を経て1929年(昭和4年)に現在地に落ち着き、今では日本でも有数のマンモス校(児童数1380人で全国第3位)として知られる神戸市立魚崎小学校には、ユニークな「戦争遺跡」が、いくつも残されています。
 おなじみの二宮金次郎や楠正成の銅像は、1942年(昭和17年)頃の金属供出で陶器製に代わり、今では台座を残すのみですが、戦時中には、防火用水の“貯水池”としてつくられた人工池は、今では日本水泳連盟が公式に認定(2002年)した、全国的にも例を見ない“50メートル標準プール”に大変身。プール横の説明書きには、1944年(昭和19年)6月、「魚崎町と各町内会、大口有志の寄付45000円により完成」「在校生は、住吉川から基礎になる栗石を拾い、踏み固めなどをおこなった」「自然湧水を使い、最深部2b・最浅部1b、底はタイル張り・周囲は石積み、貯水量800トン」「火災や空襲時に非常排水を行い、南部海岸に放水し、消火に役立てた」などの記述があります。 このほか、「魚崎小の忠魂碑」(1929年=昭和4年建立)として知られた、大型の石造物は、ネットフェンスの設置によって、今では隣接する公共施設「若葉サロン」側(北側)からの出入りに変わっています。1988年から1993年まで、魚崎小学校に勤務した元教員は「校庭の清掃で、刈り取った草を、同じ敷地内の忠魂碑前に運んで積み上げたら、えらく叱られた」と、当時の思い出を語っています。また、「当時は、灘区の桜が丘遺跡から発掘された銅鐸の拓本が、校内に保存されていたのだが、あれはその後、どうなったのか」と、行方を案じています。お心当たりのある方は、情報をお寄せ下さい。携帯090・8535・7401大木さんまで。(A・T)


2015.10.8

一億總活躍

 「一億總活躍」という言葉が聞こえ、ムムムと思っていたらなんと行政の最高‘省(大臣)’の名になってしまった。なんという品の無さ、人権感覚の無さ、周りに反対の声はなかったのだろうか。
 この言葉は「一億総動員」という言葉を直ちに連想させる。1937年盧溝橋事件の翌月に近衛内閣は「国民精神総動員実施要綱」というのを閣議決定した。「挙国一致」という言葉も同時に使われ出し、子どもたちにまで浸透して、未だに穏やかに聞ける言葉ではない。安倍首相がかつての戦争への反省が無いのは、言うまでもないことだが、また、その本性を現した。こんな政権は許せない。(F)

2015.9.1

「8・30包囲行動に参加して」

  総勢22名のグループで、朝8時すぎの新幹線で東京へ。国会前到着が12時前。もう既に多数の人が歩道を埋めていたが、何とか国会正門脇(国会に向かって右側)までたどりつき、メインステージ近くに陣取る。
 集会が始まると、国会前の車道50メートルが解放区になり人の波で埋め尽くされた。60年安保以来の出来事。ただ、正門とデモ最前列との間には装甲車が二重に配置されて正門には近づけず。流れを規制する警察のバリケードがあったり、過剰警備は腹立たしい。
 今回の集会には、若い人たちや子供連れが結構いたし、参加者の顔ぶれも多種多様で運動の広がりを実感。これまでの大阪や神戸の集会・デモと規模も全然違い、熱気を肌で感じることができたのは本当に貴重な経験。シュプレヒコールもそれこそ地鳴りの様でこれはすごかった。 平和主義が根底から覆されようとしている今、立ち上がった人々と共に 「戦争法案」を必ず廃案に追い込もうと決意を新たにした1日だった。(T・K)


2015.8.23

チリ映画「NO」を観て

独裁に“NO”を!
これは、1988年10月に行われた国民投票において、ピノチェト軍政延長反対派の右派から左派までの14政党(後に16政党に拡大)が、独裁「ノー」の勝利のため統一して運動するとの協定を結んだ。この「NO」の広告を手掛けた若き広告マンの実話をもとにした、命がけのキャンペーンの映画である。
 今、まさに日本で起ころうとしていることをみているみたいだった。この映画を多くの人に観てもらい、立ち上がって行動してもらいたい。(K

「首相、またもや野次」

 参議院盆明けの審議(21日)を中継で観た。与党議員のご自分の意見陳述のあと、蓮舫さんの質問は鋭く、やっと法案の審議に入ったという感じがした。11の法案のそれも、軍事法案は一般市民には難しい。しかし、それが自衛隊員の、場合によっては市民の命にかかわる法案とあってはしっかり聴かないわけにはいかない。防衛大臣が答えられない場面もあった。質問と噛み合わないで「法案のことを聞いているのです」と返されたこともあった。それは自ずとこの法案の不備、危険性を浮き彫りにするものであった。そして、またもや首相の野次である。「いいじゃん、そんなこと」よくはありません。丁寧に説明をして理解を得るとおっしゃったのはあなたでしょ。加えて相手は女性議員です。「女性が輝く社会」の旗の蔭の本心が見えました。(F)

2015.8.15

首相談話

 あれこれ取り沙汰された戦後70年の首相談話が発表された。報道のされ方も含めて意見が出ることと思うが、私は、そのかなり長い文の中に一言も「私は」という語が無いことに驚きある意味で正直(悪く言えば狡猾)なのだと思った。すべて「私たちは」であり「わが国は」である。世間がうるさいし、これ以上支持率を落としたくはないので、心ならずも、問題の文言は取り入れた、でも本心は別にあることを示してしまった。このとおりなら進めることのできない軍事強化である現在参院で審議中の安保関連法案は何としても通す。それが「私の」決意であろう。私は英訳を読んでいないが「We」なのであろう。それを読んだ諸外国の方は違和感は持たれないのであろうか。ちなみに、村山さんも小泉さんも「私は」で決意を示している。(F

2015.8.3

母親大会に参加して

 1日・2日にポートアイランドで行われた第61回日本母親大会に参加した。初日は全体会で、私は石川康宏さんのお話を聴いた。歯切れよく、参院で審議中の法案の問題点が浮き彫りになってきたこと、一方、世論が劇的に発展していることをリアルタイムで話された。この日のために本を仕上げたと紹介されたのは「社会のしくみのかじりかた」。なるほど奥付をみると730日初版とあった。新入生への講演の内容を元に書かれたとあって語りかけの文体になっているので読みやすい。孫に贈ろうと思う。
 2日目は上脇博之さんの分科会に出席、「違憲の戦争法案成立は阻止できる!」と反対世論を7割・8割目指して行動しようと話され、会場からは各地の取り組みが紹介されたが、安倍首相のお膝元山口の方が、‘鉄壁の陣営(安倍さんが悪いわけが無いという大方の雰囲気)’の中で頑張っておられるのが印象的でした。講演に先立つ「あすわか劇団」の寸劇もなかなかのもので会場の拍手を浴びました。(F)


2015.7.30

京大からの声明www.kyotounivfreedom.com/

 昨日、小さな勉強会で、去る7月19日の朝日新聞に載った京大でのシンポジウムの様子とその際のメッセージを知りました。簡潔でそのものずばり、よくぞ言ってくれたの思いです。声明文はたちまち数ヶ国語に訳され、また、小さなこどもにもわかるようにかみくだいた表現のも出来ていました。早速、これいただき!とばかりちょうど誕生日の近い孫やそのほかの子らにもプレゼントするつもりです。(F


2015.7.30


モダン芦屋クロニカル」展を観て

  芦屋市立美術博物館で開催中の「モダン芦屋クロニカル」展を観た。阪神電車とタイアップして「阪神沿線の文化110年」での7館合同企画展である。明治末期から現在までの芦屋をアート、ファッション、建築、生活などからたどったもので、興味深かった。芦屋「九条の会」3周年のつどいのテーマ「スポーツ・文化も平和あってこそ」を思い出していた。気の抜けない政治情勢ではあるが、こういうひとときも糧のひとつ。82日まで。(F)

2015.7.26

孫の将来が心配  「何かしなければ」の思い強く

 このところ、立て続けに見知らぬ女性から、連絡が入りました。共通項は、これまで憲法や平和など、およそ「運動」といわれるものには、参加したことはないけど、このままでは孫の将来が心配、何とかしなければ、でも、どうすればいいのか」ということ。 6月下旬に知り合った、62歳だという東灘区の女性は、今では一人会派(無所属というのかな?)となってしまった、現職の神戸市議の紹介です。それまで、何のつながりもなかったけれど、議員の活動報告のチラシに書いてあった番号に電話連絡し、それを受けた市議が、あちこちに問い合わせて、結局は私のところへ紹介してきた、という経過です。
 地元に「九条の会」があることも、知らなかったようです。さっそくお会いしますと、自分の思いをしっかりメモして持参しており、九州の中学・高校時代に「家永教科書」問題で揺れるなか、「戦争と平和」「人間の条件」「二十四の瞳」「などの読書に明け暮れ、「一番大切にしている本は、パール・バックの『大地」』とのこと。「政府の判断だけで、こんなにも残酷な戦争が続き、歯止めがかけられない事実が、浮き彫りにされています」と、しっかり分析しています。そして「国民ひとり一人にとって、大事な憲法が侵されようとしている! たくさんの子ども達を戦争に行かせたくない!という、保育師として働き続けてきた、母としての願いを、聞いて下さい!」と結ばれていたのです。

 もう一人は、芦屋「九条の会」からの紹介。 東灘区に在住ながら、いてもたってもいられずに、723日(木)夕刻の芦屋での「戦争反対!緊急集会」とデモに参加したのがご縁となって、「東灘区にも九条の会がありますよ」という紹介で、電話してきたものです。 聞けば、「孫たちの将来が心配。何かしなければ」の思いで、芦屋のデモに、初めて参加したとのこと。 こうしてみると、私たちが思っている以上に、静かに広く、深く、こうした思いの人が増えてきているのだ、と実感しています。 キーワードは、「60代の女性」、思いは「孫たちの将来が心配」、そして、「初めて参加、右も左も分かりません、でも何かしなければ」、という、ほとばしるような、”母性本能”あふれる、心からの叫び・・・。

いよいよ九条の会の出番、そして正念場の思いを強くしています。 こうした人達を暖かく迎え入れ、安心して、リラックスして参加してもらえる雰囲気を、どう作って行くのか、私たちの側の配慮と、懐の深さ、柔軟さ、そして眞の力量が試されています。 そしてまた、相互連携の重要さを教えてくれている、というのが、偽らざる、私の実感です。 九条の会の運動は、ひとつの地域にとどまらず、「日本はひとつ」「世界はひとつ」といった気宇壮大な構えが必要と、パソコンやメールなどはあまり得意とは言えない私ですが、気を引き締め直しているところです。(A.T

2015.7.13

NHK日曜討論(712)「安保法案に賛成?反対?専門家が激論」を視聴して

去る5月の当会の10周年事業で同様な討論を実施し、あまり「激論」ではなかったではないかとの批判も受けたが、こちらはさすがNHK、かなり激論でお互い譲らなかった。賛成・反対は合憲・違憲と重なるようでもあるが、微妙に違う。その土台となる9条を(自分は)どう受け止めるかという点では議論不足であったと思う。非専門家である一市民の感想を書きます
1.抑止力を高めるため、切れ目の無い、集団的自衛を含む武力の行使を可能にする法制整備は、状況の変化(主として中国の動き、北朝鮮の核武装)に応じての当然の帰着という賛成派の意見については、日本の地理的、歴史的そして文化的な中国との関係を軽んじていると思う。一国のトップの歴史認識、進めている沖縄での新たな米軍基地建設は緊張を産むものであって、抑止力を高めるのとは逆の動きでしょう。伊勢崎さんも「安全保障は非軍事的なものを含めて」と発言された。
2.仮に法案が通った場合一番関係のある自衛隊についてはかなり議論された。柳澤さんの「(自衛隊が)一度も戦っていないことを国民は支持している(だからそれを超えてはいけない)」という発言は説得力を持っていた。
3.そもそも、世界一戦争をする国である米国と、戦争の放棄を国是とした日本が安保条約を持っていることをもっと議論すべきではないか。それが憲法改正の国民投票となるのでしょうか。消化不良のまま実務だけが先行することの無いよう監視しなくては。 

この日の討論では司会の島田氏も「武力行使との一体化?なんのこっちゃわからん」と呟いたほど、この法案が解るように説明するのは困難なようです。(F


2015.7.4

大飯原発&中嶌哲演さん

 機会があり、福井県嶺南地方にある大飯原発と明通寺へ行きました。大飯原発は小浜湾から出航している蘇洞門(そとも)めぐりの遊覧船から外見を見るだけでしたが、明通寺では、国宝の本堂と三重塔&仏像の説明を聞いた上に、薬師如来像の内側まで見学できました。西暦806年、坂上田村麻呂という征夷大将軍が創建した由緒あるお寺です。また、中嶌哲演さんにも偶然にお会いし、少しの時間ですがお話もすることが出来
ました。感激です!(K)
 小浜湾から見た大飯原発

2015.6.28

ほっと一息! ■D~ タイム

新開地のパル・シネマで、先々週は「紙の月」「繕い裁つ人」、今週は「シェフ」「はじまりのうた」、今月の神戸映画サークルでは「マルタのことづけ」と立て続けに5本、第七芸術劇場の「戦場ぬ止み」も入れると6本の映画を観ました。

自分の好きな事をしている時間は至福の時です。皆様もぜひ、ご覧になってください。何? 映画の事は書かないのかって? 「戦場ぬ止み」はブログに載っています。お勧めは、「繕い裁つ人」です。中谷美紀主演で、神戸の街があらゆるところに出てきます。ストーリーは言うと楽しみが半減しますので、あえて載せないことにします。あとの映画も、全部お勧めです。K

今日は、宝塚の手塚治虫記念館で「アドルフに告ぐ」展に行ってきました。Yさん、紹介ありがとうございましたヽ(´▽`)/


2015.6.19

「戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)」を観て

 

映画「標的の村」を描いた、三上智恵監督最新作「戦場ぬ止み」の先行上映を観てきました。遅い時間にも関わらず、立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。特にトークショーが良かったです。この映画がどうして作られたのか? 今までの映画との視点の違い(70年前の沖縄戦が出てきます)、制作費を作るまでの裏話、辺野古の人たちの反対派とそうではない方をいかにして描くかetc.映画を観るだけではわからなかったことが良くわかりました。
 本作で、三上監督が描くのは激しい対立だけではない。基地と折り合って生きざるをえなかった地域の人々の思いと来し方。苦難の歴史のなかでも大切に育まれた豊かな文化や暮らし。厳しい闘争の最中でも耐えることのない歌とユーモア。いくさに翻弄され続けた70年に終止符を打ちたいという沖縄の切なる願いを今、世界に問うています。(K



2015.6.15


谷崎潤一郎没後50年
住吉川に今も残る「倚松庵」
大水害・戦災・震災にも耐えて

芦屋には今、立派な谷崎潤一郎記念館があります。
戦後70年、阪神・淡路大震災50年に気を取られていたら、実は今年、文豪・谷崎潤一郎没後50年なのです。
1965年7月30日、79年の人生を終えた谷崎は、生涯に42回も転居したという、有名な「転居魔」。中でも関西との縁は深く、関東大震災を機に移住し、阪神間が気に入って住み着いた、その21年間に13回も引っ越しています。
たつみ都志・武庫川女子大教授によれば、谷崎は「作品のイメージができると、それにふさわしい家を見つけて移り住み、いわば作品の数だけ家がある」。
最も有名なのが、住吉川沿いの倚松庵(いしょうあん=東灘区住吉東町)と名作「細雪」との関係。たつみ教授は倚松庵で今も月1回、谷崎が源氏物語を現代文に翻訳した「谷崎源氏」も含めて、解説を続けています。六甲ライナーの建設に伴って、倚松庵は北50メートルの現在地に移転したのですが、「昭和13年(1938年)の阪神大水害にも、戦災にも、そして戦後の阪神・淡路大震災にも耐えて生き残った」と強調。
これもまた、保存運動の成果です。
六甲ライナー「魚崎」駅に近い元の土地には今、大幅にセットバックして社会福祉施設「咲ら工房」があります。
また、JR「住吉」駅北西側の阿弥陀寺門前には、1944年(昭和19年)4月15日、谷崎が空襲を逃れて、松子夫人らと熱海の別荘へと疎開する際、住吉駅の駅頭で詠んだという、有名な歌碑が残されています。
ふるさとの花にこころを残しつつ
立つやかすみの菟原(うはら)住吉

赤御影石に刻まれた歌碑は,1985年4月、谷崎没後20年にあたり、多くの人たちの協力を得て、建立されたものです。A.T

 
  写真説明 テレホンカードに残る往時の倚松庵




2015.5.20

ありがとう ポスターくん

雨ニモ負ケズ 風ニモ負ケズ
 宮澤賢治に倣って言うなら、こんな風にポスター君は、黙々と下支えに徹して、働きました。
 芦屋「九条の会」10周年の集いを知らせるポスター君は、チラシ製作・久家登志子、拡大コピー&ラミネート加工・川島智子という豪華スタッフによって誕生。
あの競争激烈な「住吉」駅前の「みんなの掲示板」に登場して以降は、直射日光を浴び、風雨に晒され・・。

そして、ついに2015516日(土)、あの有名な芦屋「ルナ・ホール」に、450人もの人々が集う、という“快挙”の日を迎えたのです。
雨水が浸み込み、押しピンの跡も生々しい身ながら、魚崎のK“記念館”に「殿堂入り」し、長く名誉を称えられることになりました。
 ポスター君、よかったね。(A.T

2015.5.18

 大阪都構想に決着がついた。今までの知事、市長を通じての橋下氏のやり方から危機感を抱いていた私は、とりあえずはほっとしたものの、すぐ別の危機感がむらむらと起こってしまった。今日のTVの記者会見などを観て確信に近いものになった。「政界から引退する」って。嘘ばっかり。武士に二言は無いなどと無縁の方。今度は「みんながボクを求めている」とスタイルを変えて躍り出るでしょう。公務員で無くなればPRも思いのまま。だいたい日本人は敗者に優しいのです、既にスタジオで人気者になっている。 彼にとって、政治とは何なのだろう。心わくわくする大きなゲーム。次は日本全体を舞台にしてやりたいことをやりたいようにする!!
 悪夢でないことを祈るばかり。(F)

2015.4.20

年金がどんどん減ってきて、底なしの年金減らしが強行されました。もう辛抱でけへん、年金者組合では、「裁判に訴えたろう!」ということになりました。裁判は5年〜10年もかかるそうです。もうじき83才になる僕ですが、「原告」になりました。イラク裁判でも「原告」になったことがありました。終戦後70年権力に抵抗し続けております。結審するまで生きているかどうか、おそらく、拳を上げ、怒りを叫んでお墓に入ることでしょう。
 いま、年金などの仕事で超多忙です。なにから手をつけようかと毎日苦闘しております。そんな中でも、東京での「九条討論集会」へ一泊して行ってきました。(日帰りが無理な体になったので)連休明けには、憲法、集団的自衛権行使などで、激動の「とき」がやってきます。「戦争をする国」には絶対させません。今こそ、九条をまもる「とき」です。共にがんばりましょう。(Y.T)


2015.4.15

 「粛々と」という言葉を政治家はお好きである。私は使われ方からして、何となく「人の言うことに耳を貸さない」時に使われると思っていた。先の翁長沖縄県知事が菅官房長官と会談した際「上から目線」と不快感を示して、菅さんは「もう、使わない」と応えたそうだ。昨日、福井地裁で高浜原発3・4号機の再稼動に対して「安全であるといえない」と差し止め判決が出た。それに対して相変わらず政府筋、自治体の長などから司法判断があっても「粛々と進める」との声が挙っている。 
「粛々」の意は広辞苑などによると、厳かに、静かに進める時に使うとある。ところで中国文学者の一海知義氏によると、「粛々と」は頼山陽の川中島合戦の詩「鞭声粛々夜河をわたる」に由来し、本来夜陰に乗じてこっそり行動することだそうだ。とすると思い当たることのあるわあるわ…。国民の反対の声が大きい時、知ってか知らずか、[粛々と]なさるのですね!(F

2015.4.4
チューリッヒ美術館展を観て 展示期間(2015.1.31〜5.10)
 
 先日、友人と神戸市立博物館に「チューリッヒ美術館展」を観てきました。スイスの最大都市チューリッヒがほこる美術館、それが現在10万点以上の所蔵作品をもつチューリッヒ美術館です。所蔵作品では、スイス出身のホドラーやジャコメッティをはじめ、モネやゴッホなど20世紀を代表する作家など、近現代の美術作品のコレクションが充実しています。本展では、そのコレクションの中から印象派以降の巨匠たちの傑作74点が選ばれています。
 この展覧会は、モネやシャガールなど1人の作家を特集する「巨匠のコーナー」と、ポスト印象派やシュルレアリスムなど各時代の美術の運動や流れがまとまった「時代のコーナー」があります。また、スイスにゆかりのある作家もたくさん紹介されています。

平日にもかかわらず、大勢の方々が観に来られていました。音声ガイドを利用したので、非常にわかりやすく観ることができました。シャガールは「婚礼の光」など喜びの絵も描いていますが、「戦争」という大作も描いています。皆様、この機会に足を運んでください。(K

2015.4.2
ありがとう、嬉しいカンパ

 3月7日(土)は、雨にたたられたものの、実は嬉しい日になりました。九条の会ひがしなだ9周年記念講演会で、カンパを訴えたところ、東灘の会報を見た、と言って、あの暴力的なヘイトスピーチ(差別的憎悪表現)と闘う在日女性・李信恵(リ・シネ)さんの裁判を支援する会あてのカンパが寄せられたのです。
 送り主は、芦屋市精道町の女性。住所も電話番号も書いてあったので、「これはいい話。ついてはニュースに紹介する時、実名を出してもよろしいでしょうか」と、承諾を求めたところ、「ああ、いいですよ」とアッサリ。「自分はあまり大したことはできないが頑張っている人は応援したい」と、励ましのメッセージも寄せていただきました。 中井福美さん、ありがとう。東灘郵便局で、送金方法を教えてもらい、金5千円也、間違いなく送っておきましたからね。東灘の会報には、原稿があふれ返って、載せられなかったけれど、芦屋のHPに寄稿します。(A.T

2015.4.1
映画「レイルウェイ運命の旅路」を観て

  この映画は、1995年度「エスクァイア」誌にて、ノンフィクション大賞を受賞したエリック・ロマクスの自叙伝「The Railway Man」を元にした実話です。
 第二次世界大戦下、日本軍の捕虜となり泰緬鉄道の建設に駆り出され、戦後三十年を経ても過酷な捕虜生活や拷問の記憶に苦しんでいたエリックが、憎しみの対象であった日本軍の通訳・永瀬隆が存命と知り、彼と対峙します。
 エリックをコリン・ファース、彼をやさしく包み込む妻をニコール・キッドマン、日本軍将校永瀬を真田広之が演じています。
 戦争が起こす凶行と、その後の奇跡的な展開がどきどきするような映画です。皆様もぜひご覧ください。(K


2015.3.18

〜戦後70年に考える〜「アドルフに告ぐ」展、開催中です。
2015.03.01-06.29
 宝塚市立手塚治虫記念館

 ドイツ外交官の父をもつアドルフ・カウフマン。そして、同じ名前のアドルフ・カミル。こちらはパン屋の息子で下町テイストなユダヤ系少年。ふたりは神戸で仲良く暮らしていた。ところが、3人目の「アドルフ」ヒットラー総統の機密文書を巡る争いが次々と登場人物達を飲み込んでゆく。ストーリーは血みどろの展開へ...
 手塚治虫著、長編マンガ「アドルフに告ぐ」は徹底的にシリアスな大河ドラマだ。
 
私は「ヒットラーユーゲント」「特高警察」などには本書で初めて触れたと記憶する。この時代のことをもっと知りたい、という思いが私の足を「芦屋9条の会」の学習会へ向かわせたのかもしれないな。
 この作品について 「戦争の語り部が年々減っていくので、僕なりに漫画で伝えてケリをつけたかったんですよ。」と手塚は熱く語ったそうだ。(Y


2015.3.16
 今まで間借りのような形だったホームページが独立しました。喜ばしいことです。気持ちを同じくする方たちとの交流・情報交換の場として活用していただきたいと思います。

 現政権による矢継ぎ早の武力に傾斜する施策の数々、憲法を踏みにじり、既成事実を作って改憲に持っていこうとする力に抗うのにはエネルギーが要ります。でも、道理は我らにあり。めげず、あきらめず、しなやかにいきましょう。(F

2015.3.15
映画「圧殺の海」を観て

 2014年7月1日、安倍首相が集団的自衛権を閣議決定した同じ日に、辺野古の新基地建設が着工された。巡視船やゴムボート、特殊警備艇、警戒船など、最大80隻にもなる船で埋め尽くされた辺野古の海。反対する人たちを力ずくで抑え込みながら、有無を言わさず工事をすすめる日本政府。海で、基地のゲート前で、毎日、激しい攻防が続けられている。その辺野古の闘いの“いま”を伝える自主制作の映像が届けられた。上映時間は109分と長めだったが、カヌー隊、塚本健さんのお話もあり、有意義な時間を皆と共有出来たと思う。狭い会場だったが、満員御礼で小学生や若い人々が多く観に来ていらした。この沖縄・辺野古の現実を多くの皆様に知ってもらいたいと願う。
(K)


芦屋「九条の会」

事務局長 片岡 隆
TEL: 090ー7118-2312
E-mail: ashiya9jou@gmail.com

inserted by FC2 system